フリーターとは日本の伝統的な生き方だった!

フリーターの就職
著者:三田紀房 引用元:エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-

フリーターと言うと、世間ではネガティブなイメージが強いですよね。「フリーター」は国できちんと定義されている言葉ですが、一般に使われている内容と少し異なります。フリーターとは何なのか?どんな方がフリーターをしているのか、脱フリーターしたい場合にはどうすればいいのかをまとめてみました。

フリーターとは?年齢制限があるのを知ってましたか?

アルバイトをして生活している人をフリーターと思っている人がいますが、厚生労働省では、「フリーターとは15~34歳までの学生以外で、パート・アルバイトで働いている人」と定義しています。ウィキペディアによると、「日本で正社員・正職員以外の就労形態(非正規雇用)で生計を立てている人」となっています。

年齢が限定されているのがポイントで、「スーパーのパートのおばさん」や「定年後に再就職したサラリーマン」などはフリーターとは呼ばれません。また、無職の人もフリーターではありません。

つまり若くて正社員以外で働いている人は全員フリーターなのです。毎日スーツで電車に乗って会社に通っている人の中にも派遣社員や契約社員の人はたくさんいますが、みんなフリーターです。契約社員の中にはマネージャーや部長クラスの方もいらっしゃいますが、この人達もフリーターなんですね。

正社員以外の働き方が増えた現在では、フリーターの課長がフリーターの部下に指示を出し、フリーターの取引先と商談するケースだってあるでしょう。フリーターが日本の労働を支えています

フリーターの歴史|江戸時代では40%の人がフリーター

社会学者のパオロ・マッツァリーノさんの著書『反社会学講座』では、フリーターがいかに伝統的な職業であるかがまとめられています。

例えば、時代劇でよく見る江戸時代の薬売りや魚売り・籠・飛脚などの仕事はフリーターがしていました。当時の東京(江戸)では、町によっては江戸時代の世帯主の約40%はフリーターでした。働き方も現在のフリーターよりずっと適当なもので、「親方の所に行って薬売り道具一式を借りれば、その日は薬売りができる」といった具合だったそうです。そして、その日稼いだお金は「宵越しの金は持たない」精神で遊んで使ってしまうのです。

当時の江戸は職業の選択幅が広く、他の地方よりもフリーターの割合は高かったでしょう。地方では大多数の人は自営業で農業や漁業、あるいは大工などをしていました。一部の過酷な労働が美談として語り継がれているだけで、大多数は雨が降れば休み、暑ければ休みと、こちらも適当だったようです。現在のように正規雇用がもてはやされるようになったのは、明治時代以降のたかだか100年に過ぎません

私達日本人は、こうしたワークライフバランスに優れた、適当で偉大な祖先を持っています。フリーターは昔からある日本人の由緒正しき生き方なのです!フリーター万歳!

まとめ

フリーターも生き方の一つですよね。20代から30代のうちでないとチャレンジできない夢もあるでしょう。フリーターをしながら将来に向けて力を溜めている方もたくさんいます。

未経験フリーターから正社員になるには、まずどんな仕事があって自分が何に向いているのかを知らないといけません。自分で就職活動をしようにもどうすればいいのか分からない方は、転職エージェントを上手に活用しましょう。無料でイチから教えてくれます

参考URL・参考資料
ウィキペディア「フリーター」
パオロ・マッツァリーノ 『反社会学講座』