転職エージェントの添削は必須!履歴書・職務経歴書の通過率が上昇。推薦状の後押しも

転職エージェントはあなたの為に迅速に動いてくれます

急に自分の「強み」や「自己PRをして欲しい」と言われても、一体どんな文章を書いたらいいのかわからない・・・。

転職活動の際に必要な職務経歴書の作成は、多くの方にとって大きな壁・悩みになります。
また転職エージェントを使っての応募時には、「推薦状(添え状)」という、転職エージェント側から企業へ「あなたを○○の理由でお薦めします」という書面が添えられます。
そのため、転職エージェントにどういった書類を作成してもらうかも、転職活動の成否をわける1つの要素になります。

私は現役の転職エージェントとして、転職希望者の方の様々な職務経歴書を拝見し、その数だけ推薦状を作成してきました。

その立場から、『選考通過する書類の作成方法の秘訣』についてお伝えしていきますキーワードは「転職エージェントは壁打ち相手であり、味方である」ということです。


練り込まれた内容の職務経歴書は選考通過率が30%まで上昇

職務経歴書は、練りこまれて内容が濃いほうの通過率が高いです。 転職エージェントのアドバイスを聞いて、職務経歴書の内容をより良いものにしていきましょう。

筆者が知る限りの書類選考通過率は、添削後に平均して30%台に上がります。それくらいの通過率を期待してもよいかと思います。

ちなみに添削の流れはどのエージェントもだいたい同じで、以下の流れです。

  1. ①職務経歴書を提出(面談前、面談後)
  2. ②修正(面談前にもらっている場合は面談時に確認とアドバイス、面談後になる場合は職務経歴書のサンプルなどをもとにアドバイス)
  3. ③最終チェックをして、修正点があれば差し戻す
  4. ④どうしても個別で志望度が高い企業に対しては、利用者が志望動機書を作成
  5. 応募企業ごとに合わせた職務経歴書はあまり作成しません。理由は、労力と時間がかかるわりには成果に影響しないからです。(中途採用の書類選考では、年齢、転職回数、職務内容、学歴等でざっと合否の判断がされるため、職務経歴書の詳細については一定の成果等が記載あれば問題ない)

<職務経歴書の内容次第で通過率が上がるケース4つ>

  • 転職回数が多い方(例:20代で2回、30代で3~4回、40代で5回以上)
  • 転職理由に補足が必要な場合(例:リストラ、早期退職、懲戒解雇、介護等の理由でブランク期間が長い等)

この2つに関しては、ほとんどの方が転職した理由や意図について記載しないため、その背景を簡単に補足するだけで通過率が上がる可能性があります。 企業側からすると「単に転職回数が多い定着しない人」や「よくわからないが離職している人」と見えているからです。

企業側も、採用に割ける人員が少ない中、何十・何百名の書類をチェック。さらに複数の部門の応募書類を見るため、最初は「年齢・学歴・在籍企業・転職回数・年収・保有資格・仕事の概要」等をざっと見て、一次振り分けを行います。

そのため、この時点で「転職回数が多い」や「ブランク期間がある」という日本の転職において最大のネガティブ要素がある場合は、×がつく可能性が高いのです。
そこを書類で少しでもカバーできると効果があります。

  • 有名人気企業に応募する場合(ライバルが圧倒的に多くなるため)
  • 特定スキルや経験を求めている企業に応募する場合(例:官公庁向けの仕事経験等)

この2例に関しては、企業側の情報を転職エージェントからしっかり取得し、相手企業のニーズに合致した内容を職務経歴書に盛り込むと効果が出ます

人気企業は応募者が殺到するため、別添で「志望動機書」を作成して応募しないと簡単に落とされてしまいます。経験があってもその経験を重点的に記載していなければ、その経験やスキルを求める企業には刺さりません。

転職エージェントが持つ情報は豊富にあるので、まずはどういった情報が企業側に訴求できるのかを相談しましょう。

<職務経歴書の内容で通過率に差異が生まれにくいケース>

大量採用(例:20代営業経験者であれば応募可能)や、特定のスキル・経験者を求めておりその人材が転職市場に希少な場合(例:インドでの起業経験者)は、職務経歴書の内容を練りこむかどうか関係なく、書類選考は通過します。

ただ、面接に進む段階で「何を訴求するか」は決めておく必要があるので、職務経歴書を作成する段階で練りこむメリットはあります

ここがポイント
  • ・転職回数が多い⇒企業が納得できる転職理由を書くことで通過率がアップ
  • ・人気企業、特定のスキルや経験を求めている企業に応募する⇒相手企業の情報を盛り込み、志望動機書を添付
  • ・大量採用や求めている人物が希少⇒書類選考を通過しやすいため職務経歴書はそこまで重要ではない

転職エージェントから添削サポートを受けるメリット|スキルが明確化され企業ニーズと合致した内容に

サポートする転職エージェント

添削サポートは基本的に利用するべきです。職務経歴書等の添削を転職エージェントから受けることで、選考の通過率が上がりこそすれ、下がることはありません。

具体的な添削サポートでのメリットは、大きく2つに分類できます。

① 応募企業のニーズを把握し、それに訴求できる内容に改善できる

すでに「ご自身の経験・スキルや方向性が明確で棚卸ができている。あとは具体的に応募企業のニーズに応じて微修正する」という場合は、転職エージェントに情報を確認し、企業ニーズに合致する内容を盛り込みましょう

転職エージェント側には、求人票や求人広告で公開されている以上の情報(例:○○という経験をより優遇する等)が届けられているので、「具体的にどういった内容がその会社に訴求できるのか」と質問してください

② そもそも、自分の強み(経験、スキル、持ち味等)を明確化することができる壁打ち効果

自分の強みが明確にできないとき、転職エージェントと一緒に、紙に書いたり口頭で話し合ったりしながら、普段の仕事の棚卸を「5W1H」で細かく整理していくことが非常に重要です。

まだ転職活動を開始する前段階や、そもそも「何を職務経歴書に記載したらよいか、見当がつかない」という方が当てはまります。
この場合、多くの方が表彰やMVPなど客観的にわかりやすい「成果・業績」がないことに困り果てています。

しかし、誰もがMVPになったり表彰を受けたりするわけではありません。それでも多くの方が転職成功をされています。
また仮にMVPといっても、社員10万人の中で上位20%の成績を出している方が優秀かもしれません。

転職エージェントと一緒に、細かく整理していきましょう。

<転職エージェントと行った職務経歴書の整理例:求人広告営業の方の場合>

  • ・Who(誰に):企業の経営者や人事部に対する営業
  • ・What(何を):直接販売するものは求人広告。顧客単価は平均100万円。ただ、広告を販売する前に、広告集客の方法、求人市場のデータや傾向、面接ノウハウ、求人イベントの成功方法等の周辺情報を把握し、顧客に価値提供する。
  • ・How(どのように):新規・既存の両方。電話・訪問・手紙・メール・イベント・勉強会等でのアプローチ。おおよそ3か月~6か月で商談がひと段落する。ただ、売り切りではなく、継続的に訪問してフォローし追加提案を行う。

このように整理をしていくと、

  • ① 成功事例や失敗事例が想起されて、力を入れた事柄やその理由が浮き彫りになる
  • ② 第三者の転職エージェントから見たときに、今の転職市場で求められる要素は何か、自分では魅力があると思っているが外部から見たらそうではないものは何か、などが明確になる
  • ③ 転職エージェント側から、経験に応じたマッチしそうな業界や求人の提案を受けることでさらに考えが深化する
といった効果が見込めます。

普段は整理して業務を行う方でも、ご自身の事柄となると、行うべき整理のステップを省いたり、主観で物事を決めつけたり、ということはよく起こります。

キャリアアドバイザーは、転職活動における壁打ち相手です。転職成功のために、ぜひ活用いただきたいと思います。

ここがポイント
  • ・転職エージェントから得られる情報から応募企業のニーズに合致した書類を作成できる
  • ・自分の業務を整理して強みを把握できる

職務経歴書は具体性を持たせ採用企業での再現性をアピール

職務経歴書の添削サポートを数多くさせていただく中で、職務経歴書の記載内容として皆さんにお伝えしたいことは下記の3点です。

① ご自身が伝えたいテーマを決める

職務経歴書や面接で話す内容は、自分がこの面接で伝えたいテーマなり、キーワードを明確にしましょう。そうしないと、「こんな業務経験をしてきた人材」とし、企業側は理解できません。

例えば映画では、それぞれに恋愛・家族・政治等などのテーマがあると思います。もし、その映画を貫くテーマが曖昧だと、観た後に、「この本・映画は何を言いたかったのか、さっぱりわからない」という評価になります。

テーマ・キーワードがなければ、企業側の反応は「そういった経験をしてきたのですね。で、あなたを当社が採用する理由やあなたの魅力はなんですか?」となってしまいますので、テーマ設定は最も大切です。

そのためには、やはりご自身で悶々と考えても答えが出ないケースが多いので、転職エージェントを活用し、客観的な意見をもらう壁打ちが非常に有効です。

② 具体的な数字、固有名詞をできるだけ盛り込む

上記のテーマが固まったら、次はそのテーマを伝える具体的な情報を集めます

この際に最も重要なことは、どこまで具体的に書けるか、です。

理由は、具体的な内容がないと、応募企業側が記載内容に対してどういった意味を持つのか判断できないし、あなたの仕事風景を想像することができないからです。イコール、書類で選考落ちする可能性が大きくなります。

(例えばですが、「趣味=映画鑑賞」とだけ書いてあるより、「趣味=映画鑑賞。特に「(題名)」のような、人間の心の機微やありのままの人間の姿を描く映画に興味があります」と記載してある方が、その書面を見た方は評価軸が明確になり判断がしやすくなるという感覚です)

営業の方であれば、毎年の達成率、同期内の順番、表彰歴等であり、事務系の方であれば作成したマニュアルの名称や数、業務効率化した成果(残業時間の○%削減等)になります。

他にも、マネジメントや育成した人数、社内評価の水準(A評価は社内で10%等)、特定の営業商品での達成率、などなど、どういった項目でも問題なく、自分の強みや特徴を伝えられる内容であればOKです。

時には、「自分はなにも成果らしいものがない」という方もいらっしゃるので、その場合は、せめて取り組んだ事柄の具体名や顧客についての詳細等、応募先に企業があなたのことをイメージでき、接点を持てる具体的な内容を記載いただきます

③ エピソードではなく、「伝えたい自分」に沿うように記載をする

最後は、伝えたいテーマと、それを伝える要素情報をどのように記載していくかです。ここで大事なことは、応募企業側が知りたいのはあなたの「仕事における成果をあげるための思考法・取り組み方と、そこに成果を出す再現性があるか、自社業務との親和性があるか」です

あなたの仕事に取り組んだ背景や想いは一旦しまっておきましょう。

NGな例

「その仕事に取り組む際に、○と△という課題があり、上長や会社側の説得が大変で・・・、顧客にも○か月間提案しても断られ・・・、協業企業にも最初は□と言われて、途中◇ということでOKがでて・・・、自分は解決策として、最終的に◆という提案をして、■という成果を得ることができた。その中で自分が学んだのは・・・。」というような冗長な内容

選考を通過する書き方の例
  • ・最終的な成果は○というものである。
  • ・課題は△であり、それを考えた理由は◇となる。
  • ・その課題△を解決するために、◆と▲という方法を当初実行し、検討の結果、◆を中心に据えて6か月取り組む。
  • ・その結果、当初の期待を上回る○という成果につながった。
  • ・その結果から自分が学び、次に活かしたこととしては●である

このように「成果・課題・考えた分析内容・具体的な取り組み・成果・次につながる内容で締める」という形式で記載することをお勧めしています。(記載方法は箇条書き等で見やすくする)

これら3点が最初からきちんとできている方は10~20%ほどです。 ただ、この記載内容は観点を少し変えればすぐにできることなので、ぜひ転職エージェントを活用し、より洗練された職務経歴書を作成いただきたいと思っております。

ここがポイント
  • ・書類で伝えたいテーマ・キーワードを決める
    ・テーマを伝えるための具体的な情報を集める
    ・成果を出す再現性があるか、採用企業の業務と親和性があるかをみる

転職エージェントが作成する「推薦状・添え状」の驚くべき効果|時に最後の一押しになり、時に誤解を解く

30代での転職成功事例

転職エージェント経由で転職活動を行う際に、キャリアアドバイザーは「推薦状(添え状)」という書面を各社に添付して応募をしています。

そして、この推薦状が時として、転職成功を左右するほど効果を発揮するのです。だからこそ、ぜひ皆さんが転職エージェントと話をするときに、
「どうせ自分のことを理解できないだろうから」
と伝える内容を端折ったり、「変な弱みを見せたくないから」と強がった内容や表面的な事柄ばかり伝えたりするのではなく、できるだけ本音・事実ベースで情報提供をして相談に乗っていただきたいです。

<推薦状の効果で転職成功した事例>

・社会人1年未満の保険代理店勤務の方が、世界トップのコンサルティング会社に転職

元々語学力があり優秀な方ではあったものの、企業からの要件は社会人3年以上。しかし、転職エージェントが推薦状に記載した「留学経験、留学先でのコンサルティング会社等でのインターンシップ経験、現職での多数の関係者間での調整能力やPPT含めた書類作成能力ありのため、非常にお薦めしたい人物」という文言があったことで、書類選考を通過され、選考3回も突破して見事採用。

企業側からは「迷ったが、推薦状の文言があったので、一度会ってみようと思った」とのコメントがあり、迷ったときに企業側は推薦状のコメントから判断するケースもあるという事例

・30代、転職回数6回の方が日系大手銀行の選考を通過

外資系銀行や証券を中心に転職回数が多い方であり、優秀な方であるものの、日系企業からは軒並み「転職回数が多い=定着ができないジョブホッパー」という烙印を押されて書類選考でほぼ全滅状態。

そこで、転職回数が多い理由を詳細に推薦状に記載し(外資企業ではチームごとで上長と一緒に転職する慣習のため自己判断の転職ではないこと、親の介護がありやむなく転職をした経緯もあることなど)、再度企業に応募書類を提出したところ、「そういった背景があるのであれば納得はするので、面接にお越しいただきたい」ということになる。

ここがポイント
  • ・良い推薦状をつくるために、転職エージェントには本音で話す
  • ・書類選考で推薦状を参考にする企業がある

転職エージェントの選び方│会社ではなく、担当者で選ぶ

書類添削の視点で言うならば、転職エージェント会社でサービスの利用を決めるというよりは、その転職エージェント会社の担当者で選んだほうが良いです。

その担当者はしっかり話を聞いてくれるか、職務経歴書について提案をくれるか、第三者視点で整理をしてくれて自分の強みを明確化してくれるか、といった視点でキャリアアドバイザーを選別して下さい。

担当者によって、皆さんの選択肢が広がるか・狭まるかの別れ道になります。良い担当者に当たれば、自ずと良い応募書類ができあがります。

ただ、職務経歴書等の内容や、推薦状の内容のみで転職成功が決まるわけではありません。当然、転職エージェントの保有する求人数の多さや業界知識の多さ等の要素も転職成功に影響をしてきます。

大手の転職エージェントだから良いということはなく、逆に中小規模の転職エージェントだから良いということもありません(大手であれば中には機械的・データ重視の対応をするところもあるでしょうし、小規模であれば人手が足りないため手厚い対応が難しい、ということもあります)。あくまで、担当者のレベルで決める事が大切です。

リクルートエージェントの職務経歴書 添削レベルは?

利用者の口コミ統計から、リクルートエージェントの書類添削満足度は高く、担当者レベルでリスクが低いことがわかりました。
詳細はこちらにまとめています ⇒リクルートエージェントの職務経歴書添削の効果を体験談を元に解説

ここがポイント
  • ・書類添削視点では、転職エージェントは、会社ではなく人で選ぶ

まとめ│自分の情報を開示すれば、その分転職エージェントはサポートしやすい

転職エージェントを壁打ち相手であり、転職活動の味方ととらえていただき、ぜひ良い転職成功を実現してください。

職務経歴書の添削サポートだけではなく、推薦状という形での支援も受けることができます。また書類だけではなく、職務経歴書をもとにどのように面接で話せばいいのかのトレーニングも無料で行ってくれるところがほとんどです

転職エージェントはご自身の経歴や想いの棚卸しをし、どういったテーマを設定して転職活動に臨むのか、何を伝えていくのか等の整理に活用いただける、唯一の存在になるかと思いますので、遠慮せず、恥ずかしがらず、また強がらずに活用してください

最後に、転職エージェント側に良い対応を求めるというだけではなく、皆さんご自身が転職成功をするという目的のために、情報を開示し、ともに転職活動を走る仲間として転職エージェントに相談することが最も重要です。

経歴の棚卸しだけではなく、希望や条件、家族の状況などを含め情報を開示することで、包括的に一番満足できる案件を提案するでしょう。皆さんが心を開いて接すれば、より本音で親身なサービスを提供してくれます。

ここがポイント
  • ・転職エージェントは求職者の味方。遠慮せず、恥ずかしがらず、また強がらずに活用